ヨーロッパの陶器
スペインのグラナダの丘の個人の宅をを訪ねたとき、玄関に、水をいっぱい入れたボティホが皿の上に置いてあった。訪問者の乾いた喉を潤すためで、スペインの生活の中にボティホは溶け込んでいる。こうした水壺の中には、驚くほど美しいものが今でもある。それは、その地域では、いつでも、どこでも、誰でも買えるものである。
−河村幸次郎『世界の民芸』(講談社、1984年)より抜粋
ボティホという特徴的なかたちをした水飲み用の素焼きの壺は、南欧では古くから現地に根付き、景色の一部となっていた美しい日用品でしたが、水道の普及などを理由に需要がなくなったため、瞬く間に衰退してしまいました。
Swimsuit Department ではボティホのように、時代が進むとともに姿を消したヨーロッパの古い陶芸品をご紹介しております。
これらの陶器はそのほとんどが、用途や気候、文化など様々な条件のもと生まれた土着的な日用品であり、美しさと力強さを持ったヨーロッパの国々の民藝です。
ぜひ、ヨーロッパの長い歴史の中で培われた手仕事の魅力を感じていただければと思います。
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